代替医療のいろいろ
鍼灸マッサージの資格を取得するには、
その課程が学べる学部を置く大学ですと4年、
専門学校ですと3年通い、
卒業する年の2月末に行われる国家試験に合格する必要があります。
そのため、有資格者は、一定の技術、知識を得ています。
鍼灸マッサージ、治療院という看板を掲げているところは、
国家資格所有者です。
安心してご来院ください。
今日、施術を目的とする職業が増えました。
しかし、世間では、その職業に対して間違った認識をしていることがしばしばあります。
ここに、それらを整理してみます。
①鍼灸マッサージ師(あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師)
・◯◯治療院という名前が多い
・国家資格あり
・健康保険適用可能、但し適用するかどうかの判断には、医師の同意が必要である
(当院では、保険の制限に縛られない全身治療を行っているので、
お取り扱いしておりません。)
・看板に料金、病名などを書くことが出来ない(法律で禁止されている)
・施術内容:鍼、灸、マッサージ(手による)で施術する
②柔道整復師
・◯◯接骨院、整骨院という名前が多い
・国家資格あり
・健康保険適用可能、保険適用の判断は柔道整復師に委任されている
・看板に料金、病名などを書くことが出来ない(法律で禁止されている)
・施術内容:電気(低周波、干渉波)、温熱(ホットパック、赤外線)、けん引などの物理療法、テーピング、マッサージ、整形外科のリハビリ室で行われるものとほぼ同じ
③整体
・施術内容:手を使った骨格の矯正
④カイロプラクティック・オステオパシー
・施術内容:手を使った骨格の矯正、アメリカで誕生
⑤その他
・上記に属さないものは基本的にリラクゼーションであり、代替医療ではない
上記の①から④は代替医療(医師以外の者が行う施術)であり、
手技、考察は違えど、患者さんの治癒力を高めるという目指すところは同じです。
しかし、③整体、④カイロプラクティックは国家資格者ではないので、
施術内容をよく調べてから利用して頂きたいと思います。
多くの代替医療、リラクゼーションの職業が増えました。
皆様におかれましては、よくご理解頂いたうえで利用して頂けたらと思います。
0コメント