科学で証明できない鍼灸マッサージ
鍼灸マッサージの経験を積むにつれ、施術の際、目には見えないいろんなことを感じ取るようになりました。
理論的に証明できない事柄です。
もともと、医師のように自由に検査を行うことのできる権限を持っていない私達ですから、
感じ取るということが全てです。
ここ最近強く感じることとしては、患者さんの熱です。
鍼灸マッサージの学生の頃から、もみほぐしたところや、鍼をしたところが、
温かくなるのを感じ取っていました。
その熱は、ほぐれた証拠なので、
次のステップに移ってよいというサインとしています。
最近は、その熱を、ピンポイントだけでなく、
患者さんの身体全体から感じることがあります。
熱を感じることで、私の身体も温かくなります。
特に、下腹部と腰で熱を感じます。
熱を感じた患者さんは、必ず調子がよくなるので、熱がでるように施術することをを
一つの指標としています。
施術を開始してまず、私の方から患者さんの気の流れを作ります。
すると、今度は私の方にその流れが入ってきます。
そこからは私と患者さんの間で双方向に流れが出たり入ったりという繰り返しが
起こります。
これがスムースに行われると、施術効果が高く出ます。
このことを感じるようになってから、非常に施術がしやすくなりました。
鍼灸マッサージの1から10全てを理論立てて説明できたら、便利だなと感じます。
しかし、それは無理なのです。
半分も説明は出来ないのではないでしょうか。
大昔から続いている施術ですが、だれも完全に説明できた人はいないのです。
それ故に、この気付きは大事なものだと確信しております。
このような気付きを増やし、施術に活かしていけたらと思います。
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