交通事故によるむちうちについて
交通事故でむちうち(頚椎捻挫)になってしまった、
という方をこれまで大勢診てきました。
レントゲン検査、MRI検査などで、異変、異常が見つからないにもかかわらず、
様々な症状が出現します。
首肩背中の痛みをはじめ、
頭痛、頭の重い感じ、目の疲れ、めまい、手のしびれ、悪心、食欲不振、音や光に敏感になる、など
様々な症状が日替わりで現れ、辛い場所も移動するという特徴があります。
事故直後は案外症状がありません。
これはショック期にあたります。
例えば、事故で車の中に閉じ込められてしまった、
何とか自力で脱出しないといけない、
という時に、症状があって身動きが取れないと脱出できません。
身体が症状を一旦押さえ込んでいる状態です。
多くの場合、翌日から症状が出現し、1周間ほどかけて全ての症状が出てきます。
事故当日、症状がないから通院しなかった、という方がいらっしゃいます。
当日よりも、翌日から症状が出てきますので、
無症状でも整形外科を受診しましょう。
事故の程度によりますが、1ヶ月から数ヶ月、ひどいと1年くらい症状が続きます。
治療は医師の指示の下行うのが基本となりますが、
鍼治療を併用して頂くことで、辛さが軽減し、回復が早くなることが期待出来ます。
また、雨の日の前の日や、寒い時は辛さが出やすいのが特徴です。
そんなときにも鍼が有効です。
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